立川市は、立川基地跡地関連地区土地区画整理事業に伴い、地区計画ほかの都市計画案を縦覧した。2月9日まで行い、意見書提出を受け付ける。区画整理事業は、都市基盤整備公団の施行で推進していく。
縦覧しているのは緑町・泉町・高松町一丁目の各一部(約37・2ha)に係る地区計画、用地地域、高度地区、防災地域及び準防火地域について。地区計画では、南側約9・2haをA地区(ファーレ立地と一体的な業務・商業機能の集積)、中央約11・3haをB地区(広域防災基地及び国の移転機関と調和する街並みや公共公益施設の立地)北側約16・7haをC地区(研究交流拠点の配置)とした。また高度地区では、計21・1haのこれまでの第2種高度地区の指定を指定なしに、防火地域では同じく準防火地域の指定を防火地域へと変更している。
東京都の「立川都市計画(立川市、武蔵村山市、東大和市)市街化区域及び市街化調整区域の整備・開発又は保全の方針」によると、基地跡地関連土地区画整理事業は「多摩の心」の育成・整備計画に基づき交流拠点の整備を図るものとして位置づけている。約37・2ha部分については、モノレール駅等の環境整備に合わせ各地区ごとに適切な土地利用を誘導する。9年3月31日事業計画決定。今年8月に計画変更を行い、事業期間は23年3月31日まで(清算期間含む)。都市基盤整備公団の施行で既に道路、共同溝などの工事を順次進めている。