越谷駅東口再開発準備組合(高藤理事長、事務局・越谷市弥生町11-5)は、キーテナント候補の(株)マイカルと、昨年の春から協議を進めてきたが、このほど正式に交渉を打ち切ったことを明らかにした。今後は、早期の事業化を目指して、新たな核店舗候補者の選定活動を再開したいとしている。
これは、同社の出店規模や経済条件等と、組合の考える事業成立のための条件に大きな乖離が生じ、これ以上協議を継続しても、事業の実現へ向けた具体的な進展は望めないと判断したもの。
さらに、最近の新聞報道等による同社の経営不振問題や、過去に丸広百貨店が出店意向を撤回したという苦い経験もあり、先行きの不安を感じたことも要因。
この第一種市街地再開発事業は、県東部の中核都市となる越谷市の玄関口に相応しい、魅力ある空間の整備を目指しているもので、弥生町と越ケ谷2丁目の各一部の約2・6haに、再開発ビル2棟(総延べ床面積7万㎡以上)をはじめ、約7、000㎡の越谷駅東口駅前広場、3本の幹線街路と2本の区画街路整備などが計画されている。
これまでの経緯は、再開発推進協議会が設立された平成2年頃には、キーテナントの候補に一流百貨店5社の名前もあがったが、バブルが弾けてご破算となった。その後、9年11月には再開発事業、用途地域変更、高度利用計画などの都市計画決定を受けたが、当時、出店の意向を示していた丸広百貨店が計画を撤回したため、暫くの間、頓挫していたが、12年の春から(株)マイカルと協議を進めてきたものの、今月、打ち切りとなった。
しかし、東武伊勢崎線の草加~北越谷駅間の鉄道高架複々線事業も、この3月には完了となり、越谷駅東口の一時も早い再開発事業の着手が待たれている。
再開発ビルの規模は、第1街区の建築敷地面積が約7、400㎡で容積率限度600%、第2街区の建築敷地面積が約5、500㎡で容積率限度が500%となっており、商業、業務(東京三菱銀行、東海銀行等)、アミューズメント施設、500台以上の駐車場などが内包される予定となっている。
なお、同事業の協力者として、清水建設(株)と(株)熊谷組が参画。コンサルは、(株)タカハ都市科学研究所(港区西麻布)。
















