記事

事業者
長野県佐久下水道組合

13年度当初予算を公表-18kmの管渠整備に16億5000万。処理場改築診断も

2001/02/15 長野建設新聞

 佐久下水道組合の13年度当初予算が明らかになった。支出総額は48億9、425万円で、うち資本的支出は前年度当初比3・1%増の31億773万3、000円。

 まず、処理場関係では、今年度着工した水処理施設第3系列第5池の機械、電気設備工事を促進。竣工予定は6月末で、完成すると処理能力は18、649t/日最大(第2系列完成時点)から23、312tにアップする。なお、残る第6池の設備工事(土木、建築工事は整備済み)については下水道供給状況を見て整備していく方針で、着工は3~4年先となる見通し。

 また、終末処理場改築診断委託費として1、000万円を計上。耐用年数が迫る諸設備の診断を行い、この結果をもとに次年度以降順次改築を進めていく。

 その他、汚泥濃縮設備ナンバー2の建設に向けた実施設計委託費500万円など。

 一方、管渠工事費には、前年度当初比10・1%増の16億5、400万円を計上。延長で18km、面積で74haの整備を計画している。

 排水区毎の重点地区は、岩村田排水区が長土呂、大和町、花園町、稲荷町、根々井、中込排水区が内山、平賀、中込原排水区が伊勢林、瀬戸原、野沢排水区が前山、三塚、臼田第1・2排水区が中小田切、湯原、北川、三分、滝、大奈良で、このうち新規着手地区は臼田排水区の中小田切、湯原、大奈良の3地区。

 以下、予算の建設関連歳出は次の通り(金額の単位千円)。

【収益的支出】

▼管渠費

 ▽調査清掃委託=12、863

 ▽施設修繕費=15、200

 ▽マンホール廻り等舗装費=8、010

▼ポンプ場施設修繕費=3、200

▼処理場費

 ▽機械、電気設備点検委託=18、650

 ▽消防設備点検委託=1、287

 ▽機械、電気設備等修繕費=31、670

【資本的支出】

▼下水道台帳作成委託=26、560

▼管渠、処理場等施設費

 ▽調査測量設計委託=87、463

 ▽水処理施設第3系列第5池機械、電気設備工事委託=218、000

 ▽中込原中継ポンプ場沈砂池、ポンプ設備工事委託=30、400

 ▽処理場汚泥濃縮設備ナンバー2実施設計委託=5、000

 ▽終末処理場改築診断委託=10、000

 ▽緊特事業設計委託=11、537

 ▽管渠工事=1、654、000

 ▽処理場工事=10、000

 ▽舗装本復旧費=83、178

 ▽水道管、ガス管等移設補償費=315、000



紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら