佐久下水道組合の13年度当初予算が明らかになった。支出総額は48億9、425万円で、うち資本的支出は前年度当初比3・1%増の31億773万3、000円。
まず、処理場関係では、今年度着工した水処理施設第3系列第5池の機械、電気設備工事を促進。竣工予定は6月末で、完成すると処理能力は18、649t/日最大(第2系列完成時点)から23、312tにアップする。なお、残る第6池の設備工事(土木、建築工事は整備済み)については下水道供給状況を見て整備していく方針で、着工は3~4年先となる見通し。
また、終末処理場改築診断委託費として1、000万円を計上。耐用年数が迫る諸設備の診断を行い、この結果をもとに次年度以降順次改築を進めていく。
その他、汚泥濃縮設備ナンバー2の建設に向けた実施設計委託費500万円など。
一方、管渠工事費には、前年度当初比10・1%増の16億5、400万円を計上。延長で18km、面積で74haの整備を計画している。
排水区毎の重点地区は、岩村田排水区が長土呂、大和町、花園町、稲荷町、根々井、中込排水区が内山、平賀、中込原排水区が伊勢林、瀬戸原、野沢排水区が前山、三塚、臼田第1・2排水区が中小田切、湯原、北川、三分、滝、大奈良で、このうち新規着手地区は臼田排水区の中小田切、湯原、大奈良の3地区。
以下、予算の建設関連歳出は次の通り(金額の単位千円)。
【収益的支出】
▼管渠費
▽調査清掃委託=12、863
▽施設修繕費=15、200
▽マンホール廻り等舗装費=8、010
▼ポンプ場施設修繕費=3、200
▼処理場費
▽機械、電気設備点検委託=18、650
▽消防設備点検委託=1、287
▽機械、電気設備等修繕費=31、670
【資本的支出】
▼下水道台帳作成委託=26、560
▼管渠、処理場等施設費
▽調査測量設計委託=87、463
▽水処理施設第3系列第5池機械、電気設備工事委託=218、000
▽中込原中継ポンプ場沈砂池、ポンプ設備工事委託=30、400
▽処理場汚泥濃縮設備ナンバー2実施設計委託=5、000
▽終末処理場改築診断委託=10、000
▽緊特事業設計委託=11、537
▽管渠工事=1、654、000
▽処理場工事=10、000
▽舗装本復旧費=83、178
▽水道管、ガス管等移設補償費=315、000