北藤岡駅周辺土地区画整理事業を促進している藤岡市区画整理課は、13年度も引き続き区画道路と建物補償の進捗を図るとし、新年度の当初予算案に1億6、812万6、000円を計上した。
森・立石・中地区は、JR高崎線と八高線との分岐点に位置し、周辺には上信越自動車道藤岡インターチェンジ、国道17号等があることから交通の要所となっており、今後急速な市街地化が予想されることから、同地区の乱開発を未然に防止し、良好な住宅環境の創出を目的に計画された、同市で初の区画整理事業。
全体計画は、地区面積が92・7haとなり、このうち施行後の宅地地籍が60・1ha。現時点での仮換地指定面積は3・8haで仮換地指定率は6・32%となる。
主な事業内容は、北藤岡駅南に3、800㎡の駅前広場と9か所の公園を設けるほか都市計画道路や区画道路、上下水道などの整備を行う。また、JR高崎線・八高線の分岐点には同事業に合わせて新駅の設置も計画されている。
これまでの進捗状況は、12年9月に区画道路築造工事起工式が行われ、13年度から本格的に工事着手したほか、地区東部の立石青年館周辺の約2・5haを対象に、区画道路整備(L300m、W6m)と建物移転などを行っている。
13年度も引き続き区画道路の築造と建物補償などの進捗を図るとしており、区画道路については、同館周辺を対象に整備を進め、区画道路2路線(L約190m、W約6m)の築造や仮排水路工事、移転補償などを予定している。そのほか中島地内の県営住宅付近の道路築造や建物補償などを行う方針だ。