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新潟県警察本部

上越警察署建設の設計費計上、南署と北署を統合=県警13年度当初予算案

2001/02/20 新潟建設新聞

 県警察本部はこのほど、平成13年度の当初予算案を発表した。それによると、上越南署と上越北署の統合を目指す仮称・上越警察署の建設に伴う予算措置として、敷地の地盤調査及び施設の設計委託費の名目で約8,293万円を新規計上した。同14年度には同署の上屋施設に着工する方針だ。

 同部の歳出予算規模は対前年度当初比1.9%減の546億6,528万円となった。重点施策及び主な新規事業等の内容を見ると、まず、警察改革要綱関連事業に5,021万円。新規に警察署協議会の設置、警察相談体制の充実、空き交番対策等に充てる。

 警察署整備事業に8、293万円。これは、現在ある上越南署と上越北署の統合を図るもので、統合署となる仮称・上越警察署の敷地の地盤調査及び施設設計費に充てる。統合敷地は上越市内。平成13年度中に施設の設計を進め、同14年度に着工、2カ年の継続事業として建設を図る。

 駐在所及び交番の施設整備事業に3億1、700万円。駐在所は菅谷(新発田署管内)、下新(新津署管内)、竹沢(長岡署管内)、山田(小出署管内)、別山(柏崎署管内)、米山寺(上越北署管内)、吉木(新井署管内)の県内7カ所が整備対象。また交番は小須戸(新津署管内)、仮称・聖籠(新発田署管内)、越路(長岡署管内)の県内3カ所が整備対象だ。これら駐在所及び交番の施設整備に伴う工事発注は警察共済組合が執行する。 警察情報通信システム(IT)整備事業に3億4,710万円。県警情報の基盤整備、全警察署へのインターネット端末整備、パソコン端末等の増設に充てる。

 ストーカー等被害者対策事業(新規)に1,337万円。ストーカー被害者貸出援助器材整備の充実等に充てる。

 ワールドカップ警備対策に伴うフリーガン等警備対策事業に7、646万円。警備計画費、警備装備資機材(新規)の整備に充てる。また会場周辺交通対策事業に1億3、709万円。交通信号機などの設置に充てる。

 交通安全施設整備事業に28億5、468万円。これは特定事業(交通管制エリア内の集中制御機の更新等)、県単事業(交通信号機、道路標識・標示等)、歩行者にやさしい交通安全施設整備推進事業(新規、音声案内付交通信号機・押しボタン式交通信号機)に充てる。



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