県土浦土地改良事務所は、総事業費2億8、000万円を投じ上高津地区(土浦市ほか6市町村)の基幹水利補修事業に着手しているが、今年度に実施した管路工事(L425m)に続き新年度は桜川第1揚水機場のポンプ2台を更新する。予定では事業費約1億1、000万円を見込み9月頃にも工事発注するもよう。
同地区の揚水機場は、県営かんがい排水事業を導入して昭和27年~43年にかけ建設した施設だが、近年施設の老朽化が著しく用水を安定的に供給することが困難になってきた。このため安定した機能維持を図るため緊急に改修を行い、安全性を確保し、安定した農業経営の合理化を図る。対象市町村は、土浦市、つくば市、牛久市、伊奈町、谷和原村、茎崎町、阿見町の7市町村。受益面積は2、683ha。受益戸数は6、684戸となっている。
新年度に行う桜川第1揚水機場の工事概要は、ポンプ機械を両吸込渦巻ポンプの口径800×700×520kwを1台。片吸込渦巻ポンプの口径300×300×22kwを1台更新する。
総事業費は2億8、000万円。内訳はポンプ改修1億200万円、開水路補修8、200万円、管水路補修7、225万円、測量試験費1、700万円、工事雑費675万円。