大宮市(新藤享弘市長)は、合併により5月1日にさいたま市となることから、13年度の予算見積もりと4月1か月分の暫定予算案の2項目で構成する予算規模をこのほど公表した。一般会計見積り総額は1、280億8、000万円。暫定予算案は100億8、000万円とした。
新市の市長選挙は5月下旬が見込まれており、6、7月に予定されている新市第1回定例市議会で本予算を編成する方針。
見積もり額では、火葬場建設や西本郷福祉施設建設、大宮ワークプラザ建設、思い出の里墓地建設ほか、吉野原今羽線立体交差取り付け道路工事費などを設定。また、さいたま新都心東西連絡路東側複合公共施設、東西交通整備、看護婦(士)養成施設などの調査・設計費などが盛り込まれている。
主要事業は次のとおり。(金額は見積り)
【火葬場建設】
建設地は染谷2-3-4ほか地内の敷地4万1、800㎡。事業内容は用地造成および火葬炉整備工事、用地取得など。12億5、043万円
【西本郷福祉施設建設】
13、14年度の2か年継続事業で、身体障害者デイサービスセンター、留守家庭児童育成室、福祉活動拠点を建設する。4、393万3、000円
【大宮ワークプラザ】
シルバー人材センターの作業所となる施設で、建設地は西遊馬1968-8の都市基盤整備公団用地を借用。敷地面積は約1、100㎡。施設規模はS造平屋建て、床面積は約550㎡。施設は作業所、倉庫、会議室ほか、地域交流スペースなどを配置し、放置自転車リサイクル、障子・ふすま張り替え、学習塾などの業務を行う。敷地内には駐車場も確保。設計業務はアート設計(大宮市)が担当。2億579万2、000円
【吉野原今羽線立体交差】
JR高崎線と吉野原今羽線の立体交差整備(軌道下)に続き、13-15年度の3か年事業で中山道との立体交差を含む取り付け道路の整備を行う。2億2、650万円
【複合公共施設】
さいたま新都心東西連絡路東側に、複合施設の建設を計画、13年度は基本構想の策定業務を委託する。336万円
【看護婦(士)養成施設整備事業】
看護婦(士)養成施設の造成設計および実測測量業務を委託。2、717万1、000円
【南部浄化センター旧し尿処理施設跡地環境整備事業】
し尿処理施設建て替え工事の完成に伴い、旧施設を解体し、跡地を利用して見沼の自然環境に調和した「庭園」を整備する。1億7、228万7、000円
【消防施設整備事業】
植竹分署の建て替え工事設計、北消防署訓練塔の建設を行う。2億4、919万3、000円
【学校教育施設整備事業】
▽小学校給食室改築事業=日進小学校給食室の改築工事。4億1、940万6、000円
▽小学校大規模改造事業=大宮南小学校の耐震補強工事を行うとともに、耐震診断、耐震補強設計を委託。7、497万円
▽学校給食センター整備事業=日進および堀1055の給食センター改修に伴う設計委託。2、100万円
















