県営住宅・公社賃貸住宅の緊急及び空家修繕を工事希望者公募型指名競争入札で発注するため、案内を公告していた県住宅供給公社は28日、参加希望者を締め切った。
今後は3月中旬に指名業者審査委員会及び現場説明会を行い、下旬にも入札を執行する。平成11年度から全国に先駆けて実施している工事希望者公募型指名競争入札は、幅広い業者のなかから意欲ある業者を選定することにより、居住者の修繕要望に即応することが目的。
従来は住宅供給公社経由で対応していた簡易工事が、対象となる団地の施工業者が決定することにより、より早く対応ができることになる。この制度を取り入れた11年度は、年度途中での契約となったため、13年度は新たに公告を行わず、11年度の担当施工業者と随意契約を結んでいた。この契約期間が、13年3月31日で終了することから、13年4月1日~14年3月31日までの施工担当者を決めることにしたもの。
今回の募集では、対象工事は前回と同じく11市9町にある既存108団地とし、前橋、高崎、桐生、伊勢崎などの地域・地区ごとに分け、建築関連工事、機械設備工事、電気設備工事の担当施工者の全59社が決定する。