秩父広域市町村圏組合(管理者・内田全一秩父市長)の13年度一般会計当初予算は、39億4、383万2、000円とし継続工事の秩父消防本部庁舎完成に伴い、対前年度比23・8%の大幅減となった。近代化が求められている秩父斎場については整備基本構想策定委託、塵芥処理ではゴミ処理基本計画策定委託などが盛り込まれた。
秩父斎場は秩父市大宮5361-2に昭和48年建設。火葬炉4基の火葬棟と葬祭室3室からなる待合棟の2棟。平成9年に待合棟裏手に通夜棟を増築するなど整備が段階的に進められたが、建設より28年を経て、老朽化も進んでいることや斎場での葬儀が増加していることもあり、対応できる近代的な施設整備要望が強く、ニーズに応じた施設への改善を図っていく考え。今回は基本構想策定として、秩父地域にとって、どのような斎場が望まれるか、方向性及び建設の可能性を探っていく。
予算計上した斎場整備基本構想策定には、除雪作業委託など6委託含めて1、193万5、000円を盛り込んだ。
火葬場工事は火葬棟冷房設備設置工事、火葬炉バーナー改修工事に490万円計上。
じん芥処理では、ごみ処理基本計画策定に入る。既存のクリーンセンター、環境衛生センター、および収集業務、分別収集など対象に策定する。特に環境問題からの各種施設延命化を図るためのリサイクル施策を前面に出していくことが考えられる。新規施設整備についての検討はないもよう。
策定委託には、クリーンセンター、環境衛生センターの施設定期整備など24委託と合わせ4億9、552万1、000円を計上した。工事はクリーンセンターの主灰安定剤薬注装置設置、粉じん防止用エアシャワー設置、環境衛生センターの水処理施設放流水配管つけ替、薬品庫改造、処分場内法面造成を合わせて2、083万5、000円を付けた。
消防は、修繕に497万1、000円、工事は公共下水道接続、救助訓練棟建設、庁舎外壁改修工事合わせ1、695万円とした。
特別会計の秩父ふるさと市町村圏基金会計は929万2、000円となった。