高山村にある北毛青年の家の再整備を計画していた県教育委員会生涯学習課は、13年度の当初予算案へボイラー交換工事費として2、500万円余りを計上した。
この予算は、同局の教育文化施設特別維持費の一部。この再編整備では当初、13年度に同再整備に先立つ改修計画を外注するためのプロポーザル謝礼金を要望していたが、財源的な問題などから14年度以降に先送りになり、ただ、施設の老朽化が進行していることから、本館A・B棟の全面的なボイラー交換の予算計上となった。
この計画は、10年度に山西哲郎群大教授を座長とする同再編整備検討委員会を開催。対象となる県有の青年の家「金山青年の家」(太田市)と「北毛青年の家」(高山村)の2か所を検討した結果、北毛青年の家の再編整備が浮上した。
その後さらなる検討を行った結果、再編整備は見送り、既存施設を活用する全面的な改修を計画することになり、13年度の当初予算へ改修計画の設計業者選定のためのプロポーザル謝礼金を要望していたもの。
なお、既存の北毛青年の家は昭和43年にオープン。広大な14万9、803㎡の敷地に、本館棟A棟(RC造2階建て、延べ931㎡)、本館棟B棟(RC造2階建て、延べ806㎡)、体育館(S造平屋建て、延べ599㎡)のほか、総合運動場、キャンプ場などが設置されている。