東京電力㈱茨城支店は、平成19年度の県内電力供給計画の概要をまとめた。そのうち19年度から21年度までの変電所設備拡充計画では、3年間平均の増分容量は、送電用変電所が約33・3万KVA/年、配電用変電所約1・0万KVA/年。送電用変電所は、鹿島変電所(45万KVA、2台、神栖市)、常総変電所(20万KVA→30万KVA、1台、つくばみらい市)を増量。配電用変電所は、つくば市で2万KVA規模1台を新設する。
19年度に想定している県内電力需要(最大電力)は469・2万KWで、18年度比4・2%の伸び。20年度は2・1%増、21年度は1・0%増を見込む。
これらは、つくばエクスプレス沿線開発の進展などを想定しており、それらに合わせた設備拡張計画を計画。
送電線の増強・新設、配電線の新設・張替、配電用変電所の新設・増容量などを進めていく。
19年度から21年度までの設備拡張計画は次のとおり。
【変電所(送り出し電圧6000V以上)】
送電用変電所は、鹿島変電所増容量(45万KVA、2台、神栖市)、常総変電所増容量(20万KVA→30万KVA、1台、つくばみらい市)を実施。
運転開始予定時期は、鹿島変電所が19年度、常総変電所が21年度。
配電用の変電所は、つくば市内に2万KVA規模を1台、新設する計画で、20年度に運転開始の予定。
【送電線(電圧6万V以上の電線路)】
新設・建て替えは、19年度から21年度までの3年間で、年平均約5・4㎞の工事を計画。
そのうち、19年度に運転開始を予定している工事は、神栖市と阿見町の2路線(10・8㎞)。そのほか、66KVの送電線4件(2・5㎞)の特高供給工事を計画しており、19年度は合計13・3㎞の送電線工事を行う。
20年度に運転開始を予定している送電線は、新設1路線(つくば市、66KV、地中、2回線、0・4㎞)。そのほかに、特高供給2件(66KV、1・3㎞)を予定している。
21年度に運転開始を予定している送電線工事は①小美玉市(66KV、増線、0・9㎞)②つくば市(66KV、張り替え、0・3㎞)。
【配電線(電圧6000Vの電線路)】
19年度から21年度までの計画規模は、新設が約4・0回線/年、張り替え(太線化)が約4・0㎞/年。