県が分譲している筑波西部工業団地(つくば市御幸が丘)に、特殊産業機械や精密測定器の製造を手掛ける(株)レーヨン工業(駒野秀男代表取締役、東京都府中市清水が丘1-9-24)が進出することに決まった。これで同団地は完売となった。
レーヨン工業は、1990年6月に設立、パソコンなどプリント基板の洗浄機器などを製造している。
今回は、つくば事業所の拡張のため筑波西部工業団地15号画地(1万1、071㎡)の工場敷地譲受申込みを行い、第1期用地として4、966・33㎡について土地譲渡契約、第2期用地として6、104・88㎡について売買予約契約を締結した。
計画によると同社では、つくば事業所の拡張としてパソコンなどのプリント基板の表面洗浄装置(クリーンローラー)などを製造するほか、光学装置の企画・開発など本社開発室機能を移転する。
筑波西部工業団地は、科学万博つくば会場跡地を造成した総面積101haの工業団地。昭和60年2月より分譲公募を開始、首都圏から1時間以内という立地条件を活かし、医薬品や化学メーカーの研究所が多く立地している。
同団地の主な立地企業は次の通り。
▼協和発酵工業(株)筑波研究所
▼ダイキン工業(株)MEC研究所
▼山之内製薬(株)筑波研究センター
▼ダイセル化学工業(株)筑波研究所
▼三共(株)筑波研究所
▼日本電気(株)筑波研究所