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群馬県道路整備課

サイクリングロード・ネットワーク化に事業費16億円を確保。路面カラー化約110kmを

2001/03/28 群馬建設新聞

 県が管理する一般国道(指定区間外)、主要地方道、一般県道のサイクリングロード・ネットワーク化を所管する県道路維持課は、22日に成立した13年度の当初予算へ事業費として16億円を確保、全体事業概要を明らかにした。

 それによると、13年度は13年度の倍の事業費が予算化されたことから、13年度に引き続きサイクリングロードであることを明確化させる路面のカラー化を促進。県内全域を対象に延べ延長約110kmに及ぶ整備を計画しているとともに、バス停に隣接した区域に駐輪場の整備、サイクリングロード用の案内標識を設置する。

 路面のカラー化は、これまで取り組んでいた段差解消がある程度メドが付いたことから促進するもので、駐輪場の整備は、駐輪場まで自転車で行くことによって、渋滞の緩和、様々な交通体系を形成する。ただ、この施策は、バス事業者の協力が必要となるので、交通を管理する県交通政策課と連携して実施することになる。

 さらに、案内標識の設置は、河川堤防沿いには県産材を、一般道に併設した自歩道には、鋼製をそれぞれ利用する計画だが、箇所については、今後固める方針だ。

 路面のカラー化を行う出先事務所別の代表路線は、前橋で主要地方道前橋安中富岡線(前橋市大友町地内)、高崎で主要地方道高崎駒形線(高崎市京目町地内)、渋川で主要地方道前橋伊香保線(吉岡町大久保地内)、藤岡で主要地方道藤岡本庄線(藤岡市藤岡地内)、富岡で国道254号バイパス(富岡市富岡地内)、安中で一般県道吉井安中線(安中市中宿地内)、中之条で国道145号(高山村中山地内)、伊勢崎で主要地方道前橋館林線(伊勢崎市連取町地内)、太田で一般県道太田大泉線(太田市新島町地内)、桐生で国道122号(桐生市相生町地内)、館林で主要地方道佐野行田線(館林市広内町地内)となっている。

 それぞれの工事は、単独交通安全対策(交安)事業で実施され、各出先土木事務所から発注される。



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