奥多摩町は特定環境保全公共下水道事業について、現在進めている小河内処理区に続き、日原処理区の整備を構想している。
処理対象区域は日原地内、面積は約一〇・六h(処理場一箇所)。役場では今後、財政状況を睨みつつ実現を目指していく意向。まだ事業期間等のめどが立たない段階としているが、西多摩地域広域行政圏協議会が策定した三か年実施計画の中では、十一年度以降に認可・設計等業務を見込んでいる。事業化に向けて現在、厳しい経済情勢からくる事業費の問題、浄化センターの整備用地の問題などが課題になっているとしている。
同町の特環下水道事業は、都市計画区域外にあたる奥多摩湖周辺の水質保全を目的とする。現在は都下水道局流域下水道本部に業務委任し、まず小河内処理区(四七・六h)の整備を推進。基本計画段階では、小河内と日原のほかにも氷川(一二四h)、大沢(八・二h)、川井(一三六・五h)、梅沢(二〇・一h)の四区域を想定している。
















