県浦和土木事務所は、英インターチェンジの国道254号をパスする新座インターチェンジ橋をPC単純橋に架け替える。13年度はRCボックス構造の下部工に着手し、14年度に上部工を発注する。発注時期は警察など関係機関との協議完了後となるため、現段階では未定。新橋は既存橋西側に新橋を架設、完成予定の15年度に既存橋を撤去する方針。
英インターは、254号と463号が交差する重要拠点。予想以上の交通量と、車体の大型化などにより11年度にパスコ(港区)が実施した橋梁詳細点検業務でも、全体的に痛みが激しく、上、下部とも大規模な補強が必要との結果が出ている。県は、補強工事で延命化を図るより、長期的な視野から架け替える方針を打ち出した。
新橋は、橋長約50m、ランプへの取り付け部を含めると80m規模となる。幅員は11・9m。現在、警察などとの協議を進めながら復権エンジニヤリング(中央区)が詳細設計を進めている。
新座インターチェンジ橋は、新座市中野2丁目地内で国道463号浦和所沢バイパスをオーバーパス。現橋は橋長44・54m、幅員11・9mの3径間連続鉄筋コンクリート中空スラブ桁。下部は橋台が逆T式、橋脚は柱式(ロッキング)で昭和42年に架設。
架け替えは、交通量が多いことから、工期短縮を図るため、仮橋を設置せず、既存橋を機能させながら新橋を整備していく。