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東京都武蔵野市

武蔵境駅駅舎と広場の改良を13年度で着工

1998/08/31 東京建設新聞

 武蔵野市は中央線連続立体交差化に合わせ、武蔵境駅駅舎・広場の改良を計画している。駅舎はJRが、広場は市が事業主体になり、十五年度完成を計画している。基本計画は、八木造景研究所(品川区03-3486-9620)が担当。年度内にまとめ、駅舎についての要望をJRへ提出し、調整を進める。

 武蔵境駅駅舎・広場については、八年七月に地元小中学校PTAや安全協会等各種団体により『武蔵境駅舎・広場・街づくり協議会』が発足。署名活動を開始。現在は協議会と市で検討を重ねており、JR・都に働きかけている。

 市内にはJR三駅があるが、橋上化していないのは武蔵境駅のみ。連続立体に合わせ、十五年度までに橋上化するため、遅くとも十三年度頃には工事に取り掛かることになる。その整備に関しての要望が現在策定作業を行っている基本計画の内容。

 詳細に関しては未定だが、独自性を持たせる上でE緑のプロムナードなど水と緑の環境を取り入れるF明治二十二年開設という歴史ある背景を生かすG日本赤十字病院への利用者が多いため、福祉的配慮を行う-などのコンセプトを盛り込むことになりそうだ。

 一方、駅前広場は北口が六、七〇〇㎡、南口が六、二〇〇㎡面積。周辺には美術館建設や農林水産省跡地利用計画が控えている。広場整備にあたってはこれらと駅舎の整合性を図りながら行う。

 土屋市長は『住民参加によるまちづくりを進め、市側も後押しをする』と公言していることからも、今後市では積極的にまちづくりを進めて行く考え。



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