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東京都あきる野市

武蔵増戸駅前区画整理の基本計画案を公表、12年度の都市計画決定目指す

1998/08/31 東京建設新聞

 あきる野市は、武蔵増戸駅前地区土地区画整理事業について住民説明会を開催、基本計画案の概要を明らかにした。施行地区は、北端にJR五日市線、南端に秋三・三・三号新五日市街道線、西に都道一六五号線ほかが位置する約二七・三hを選定した。

 今後、地権者七七〇余人との協議に努め、十二年度にも都市計画決定する。また、当初は一体的な整備を見込んでいた下水道事業は、区画整理が長期にわたることを勘案して、先行整備するとの方針に変更した。

 土地利用計画は、道路や公園等の公共用地約八・三h、宅地約一八・八h、保留地約〇・一h。平均減歩率二五・二二%、将来人口二、七〇〇人。駅前広場及び幹線道路(W一三~一八m)の周辺は近隣性の商業地に、その他の街区は低層低密度住宅地を基本とする。道路網は既存道路を活用し、通過交通と地区内交通の分離を図る。街区公園は一~五号を配置、主要区画道路と一体的に構成し、緑のネットワークを形成。

 総事業費は二一〇億四、八〇〇万円。このうち工事費は三七億八、六〇〇万円、補償費は一二六億九、六〇〇万円、調査設計費・事務費等は四五億六、六〇〇万円。

 JR武蔵増戸駅周辺は、旧五日市町の頃から基盤整備の具体化が難航していたが、近年、駅南側で区画整理への機運が高まり、一部地権者が協議会を結成。これを受けて市では、八~九年度で新都市建設公社にA・B調査を委任、基本計画案策定を進めてきた。



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