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埼玉県川口市

都市計画道路本町元郷線中央橋の架け替え、14年度に仮橋を架設

2001/04/16 埼玉建設新聞

 埼玉県川口市は、都市計画道路本町元郷線整備で、平成9年に事業認可を取得した356・4m区間のうち、初弾工として旧芝川に架設されている中央橋の架け替え工事に早ければ14年度から着手する。同年度は仮橋を架設しその後、既存橋を撤去、本体工事は15年度から2か年で整備する方針。

 本町元郷線は、国道122号を起点に中央橋を通り、大京施工のエルザタワー敷地内を抜けて元郷小学校前の東京川口線を終点とする延長1、500m、幅員は22m。両側には6・5mの歩道をインターロッキング舗装で整備する。場所は元郷1、4、5丁目地内。平成8年に都市計画決定された。

 道路整備ではまず中央橋の架け替えに着手。既存橋は橋長30m、幅員は13m。新橋は、河川改修も考慮して、橋長36・5mで整備。構造は2径間連続非合成鈑桁橋。下部は逆T式橋台2基と橋脚1基。基礎は直接基礎。鋼管杭はφ800mmが20本。深さは25・5m。前後の取り付けはともにL型雍壁で、延長は36・7mと98・8m。

 地権者交渉が順調に進めば、14年度にはH型の仮橋を架設するとともに、詳細設計を仕上げる。15年度には既存橋を撤去した跡地で下部工に着手し、16年度に上部工を行う予定。基本設計は大洋画地(川口市)が担当した。橋梁仮設後は、道路の拡幅工事に入っていく。

 事業認可を受けているのは、122号から終点に向かって356・4m区間。用地は北側部分を買収し、3月末現在で81・1%を取得。区間内の日立造船富岡機械工場内の買収も14年3月には完了する予定だ。これにより、エルザタワー敷地内を除く271・5mの用地が確保され、15年度以降、予算に合わせて整備していく。



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