長野県長野地方事務所の13年度新規の県営事業で、善光寺平地区かんがい排水事業が計画されており、現在、採択要望中だ。要望計画によれば、総事業費は21億円。中部電力の里島発電所から、裾花横断暗渠工を経て、上流トンネル工、裾花頭首工、八幡川水路改修(県庁前まで)へと全長1、559m(既設利用L170m含む)を整備する。
このうち上流トンネル工事は全長420m。既設トンネル(L405・7m)を廃止して、北東側の市道下に付け替える形で埋設(シールド予定)する。裾花頭首工は同トンネル終点部の裾花川に設ける計画。
▽13年度は、実施設計を委託する予定で、計画が順調に進めば、上流トンネル工事は14年度に発注できる見通し。
要望段階での整備計画は次の通り。
【主要工事】
◆裾花横断暗渠工=HPφ1、650mm×L60m
◆上流トンネル工=馬蹄形L420m
◆裾花頭首工(1箇所)=取水門L57・7m×H3・3m
◆八幡川改修=2面水路(BOX、石積水路)L1、079m