埼玉県大里広域市町村圏組合（管理者・小林一夫熊谷市長）は１７日、ダイオキシン規制強化に対応するため、３焼却施設の排ガス高度処理施設整備工事３件の一般競争入札を公告した。性能発注。すべて工期は本体を１４年１１月、外構など付帯部分を１５年３月２５日までに仕上げる。参加申請はきょう（１８日）から２４日まで、入札日は５月１８日を予定している。参加資格は清掃施設工事業特Ａ級。合わせて９０億円余りを投じる。

　熊谷衛生センター第１工場（熊谷市西別府５８３－１）の現行能力は１６時間運転で６０ｔ×２炉。燃焼設備、燃焼ガス冷却設備、排ガス処理設備、通風設備、電気・計装設備、土木・建築など。処理能力を７０ｔ／２４Ｈ×２炉とする。設計金額は３９億４、７２４万４、０００円。現施設はストーカ式准連続燃焼式２炉。昭和５５年の稼動開始でタクマの施工。

　深谷清掃センター（深谷市樫合７５０）は、１６億４、８９６万２、０００円の設計額。処理能力の変更はない。工事内容は燃焼設備、排ガス処理設備、通風設備、電気・計装設備、土木・建築など。現施設は平成４年の稼動開始、ストーカ式全連続燃焼式２炉。施工はユニチカ。

　江南清掃センター（江南町千代９－１）は、燃焼設備、燃焼ガス冷却設備、排ガス処理設備、通風設備、電気・計装設備、土木・建築など。処理能力は４０ｔ／１６Ｈ×２炉から５０ｔ／２４Ｈ×２炉に変更。設計金額は３５億３、７００万９、０００円。現施設は昭和５４年の稼動開始。ストーカ式、准連続燃焼炉２炉。施工はタクマ。

　整備計画書は、３施設とも日本環境工学設計事務所（千代田区）が担当した。