コラム

2003/02/04

西(24)の方向に吉(水・YH)

2003.02.04 【西(24)の方向に吉】

▼風は未だ冷たく、木々も寝静まったままだが確実に春はやってきている。きょうは立春。暦の上ではきょうから正月、春だ。気の早い話だが夏は立夏(5月6日)、秋は立秋(8月8日)、そして冬は立冬(11月7日)となる。いわゆる太陽暦の四季

▼この時期(2月3日)には豆撒きが行われる。鞍馬山の鬼を豆で追い払ったとの伝説と磨滅(まめつ)に通じるからとも。本来は各家庭で行われるべき邪気払いの行事だ。過ぎてしまってからで恐縮だがこれにもルールが有るようだ

▼まず豆撒きは家族全員が揃ってから、撒くのは年男だが、いない場合は一家の主人が。撒く場所は玄関から始め出入り口と各部屋に。口上はご存じの「福は内、鬼は外」と下から上に撒く。そして施錠するのだそうな。筆者が子供の頃はあちこちの家から口上が聞こえ、負けじと声を張り上げたものだったが

▼時候の挨拶も「余寒の候」「春寒のみぎり」「梅のつぼみもろそろ」「どことなく春らしい」「暦の上は」などの様に変わってくる。季節の言葉にも「寒明け」「雪解け道」「梅のつぼみ」「残寒」「余寒」など。また2月の事を「如月」「中春・仲春」「梅見月」「木芽月」「雪消月」等々があり、明るい兆しを感じる

▼さらに蛇足であるがきょう2月4日は「に(2)し(4)の語呂合わせで、西の方向へ向かうと幸運に巡り会えると言われたいる。そんなことは言っていられない、東西南北何処へだって幸運があるなら飛んで行きたい昨今である。国の補正予算も決まり、小泉首相の言う景気対策も盛り込まれて明るい様子。春風満面と行きたいところである。(水・YH)

厳選されたコンパクトな記事で
ちょっとリッチな情報収集

建設メールはこちら