コラム

2003/08/19

慢心に起因する天変地異(水・YH)

2003.08.19 【慢心に起因する天変地異】

▼そもそもは今年3月18日政府の中央防災会議が東海地震が発生した場合の被害想定を発表したのが始まりだ。死者は約1万人、経済的損失は約37兆円。避難者は約200万人、500万人以上がライフラインに被害を受けるだろうと

▼そして3月24日に地震調査委員会は、北海道の東側の千島海溝沿いを震源とする地震発生確率を発表。十勝沖でM8・1前後の大地震が今後30年以内に起きる確率が60%。根室沖でも、M7・7程度の大地震が起きる確率が20〜30%とした。この発表をどこまで信じたろうか

▼5月30日台風4号が本土に上陸。5月の台風上陸は1965年以来38年ぶり。世界を震撼させた新型肺炎はようやく7月5日になってWHOがSARSの感染地域として最後まで残っていた台湾の指定を解除した。流行は一旦終息。世界32カ国・地域で8439人が感染発症812人が死亡した

▼7月26日 宮城県を中心に一日で3回も震度6級の地震が発生。重軽傷約650人。8月6日にから10日にかけて、台風10号が四国・室戸岬に上陸し日本を縦断。北海道では、洪水など予想以上の被害。そして8月14日関東地方は1980年以来の寒さに。東京では昨年より15度低い22・8度。水戸では19・9度。実に10月中旬並

▼ヨーロッパでは逆に6月以来高温続き。遂に12日、フランス・パリでは40度(平均24度)を記録。3000人もの死者が出ている模様だ。15日 アメリカ・ニューヨークでは前代未聞の停電。こうして続く天変地異はどうやら単に自然現象ではなさそうだ。人類の慢心に起因しているのでは。爆弾など作っている場合ではないのだが。(水・YH)

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