コラム

2004/09/23

空気の善し悪し(甲・HT)

2004.09.23 【空気の善し悪し】

▼「マイナスイオン」の存在が注目を集めている。これは電気を帯びている小さな物質で、1000?分の1の大きさ。肉眼ではもちろん、一般の顕微鏡でさえ見ることの出来ない微粒子。森林や滝の周辺や、噴水、渓流など水の多い場所にいると、すがすがしい気分になるがこれも、マイナスイオン効果の一例だ

▼マイナスイオンは?科学的・電気的・放射性物質などが原因の空気汚染を浄化?新建材などから室内に気化して出てくる有害物質(ホルムアルデヒド)などを浄化?タバコの煙や不快なにおいを分解・消臭?殺菌作用(ダニの死骸・糞)による空気汚染防止などの効果がある

▼さらに人体にも体内細胞の酸性物質(毒素)を排泄し、アルカリ性に変えて血液の循環を高めてくれる。また細胞の活性化作用、血液の浄化作用、アレルギー体質の改善作用、鎮痛作用など様々な効果をもたらす

▼しかし、現代社会は「プラスイオン」の多い環境を形成している。例えば、日々、自動車がまき散らす排気ガスや電子レンジ、冷蔵庫、テレビなどから発生する電磁波などが代表的なもの。地球が本来持っている自然環境の回復能力を、人類が作り上げた文明、それも爛熟し尽くした近代文明により、破壊してしまっている

▼世の中で、とり立てて気にしない存在のことを「空気のようなもの」と言う。ところが今、その「空気」の善し悪しが大いに論議される時代になっている。つまり、プラスイオンを含んだ悪い空気を吸うか、それともマイナスイオンを含んだ良い空気を吸うかで、人体の健康が大きく左右されてしまうのだ。地球環境問題は人ごとではない。(甲・HT)

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