コラム

2005/04/19

平均寿命82歳世界一に(水・YH)

2005.04.19 【平均寿命82歳世界一に】

▼関東地方の桜もアッという間に散り、弱々しく若々しい葉桜に衣替えした。他の木々も一斉に目を吹き始め、新緑の新しい息吹を感じる季節になった。豪華絢爛に咲き誇った桜のなんと散り際の早いこと

▼どんなに富裕な人でも、貧しい人でも必ずいつかは寿命が訪れる。不老長寿は生あるものの永遠のテーマだが、幸いなことにこれだけは平等だから救われる。先般、世界保健機関が2005年版平均寿命を発表した。調査は2003年度に実施。192か国中、80歳以上だったのはフランスとオーストラリア等13か国のみ

▼幸いなことに前回の調査に引き続き日本は82歳で世界一に。2位は81歳でオーストラリア、イタリア、スウェーデン、スイス等。3位は80歳でカナダ、フランス等。さらに男女別では日本とモナコの女性が85歳で世界一。男性は日本、スイス、ウェーデンなどが78歳でこちらも最長寿となった

▼逆の実態だが、短い国は35歳でスワジランド王国、36歳ブツワナ、37歳ジンバブエなどでアフリカ諸国に集中している。因みにスワジランド王国だが我が国の四国より少し小さい1・7万平方キロメートル。人口110万人。1968年にイギリスより独立した王制国家。日本からはファスナー、乗用自動車、銅線などを輸出。日本は柑橘類、パルプ、石綿などを輸入

▼日本の縄文時代でさえ31歳、江戸時代には45歳といわれいる。ベッドで寝たきりのままも人生の一つのパターンで決して否定されるものではない。個々人の考えが尊重されるべきだから。しかし、もし長生きが可能なら、せめて生き甲斐を維持しながら生きながらえたいものである。(水・YH)

厳選されたコンパクトな記事で
ちょっとリッチな情報収集

建設メールはこちら