コラム

2005/05/24

ITインフラ総合1位(水・YH)

2005.05.24 【ITインフラ総合1位】

▼2001年1月、「5年以内に世界最先端のIT国家となる」としたe-Japan戦略が概ね達成した。日本のIT(情報技術)インフラ総合評価が調査対象となった23か国・地域中で遂に世界1になった

▼総合評価の2位は韓国、3位米国、4位シンガポール、5位スウェーデン。近隣では香港7位、台湾11位とアジアが健闘している。先般、反日デモがインターネットで呼びかけられたとする中国は23位。また先進国とするイギリスは16位、ドイツ18位、フランス19位。ただ中国は投資割合が1位で近い将来は上位にランクされそう

▼調査項目の評価順位は高い順に料金1位、速度1位、第三世代携帯比率2位(1位韓国)、市内電話料金2位(1位シンガポール)、ブロードバンド普及率6位(1位韓国)、インターネットホスト数10位(1位米国)、インターネット普及率11位(1位韓国)、IT投資割合14位(1位中国)

▼その他安全なサーバー数14位(1位米国)、携帯電話普及率19位(1位台湾)などとなっている。調査した総務省では普及率は11位と低いこともあって、重要な課題とし、今後は整備の優先度の向上を図る方針。またサーバー数は14位と低いが、安心・安全対策として重視、今後セキュリティ対策等強化する。地域間格差も問題が残っているようだ

▼ご承知の通りインターネットは軍事目的を背景に発展した世紀の文化である。しかし、今日では夢のような世界を瞬時に展開する。距離や時間を超越し、果ては世界の情報を隅々まで平均化する。そうした急激な発展には往々にして不健全な部分も。健康的な平和利用が原則である。心したい。(水・YH)

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