コラム

2006/01/25

トリノオリンピック(本U・T)

2006.01.25 【トリノオリンピック】

▼冬の祭典、トリノオリンピックの開幕が、いよいよ迫ってきた。開催地トリノは、ローマ、ミラノ、ナポリに次いで、イタリア第4の都市といわれている。スイスとフランスの国境に接しており、人口は約90万人。サッカーファンの方は、セリエAの名門チーム、ユベントスのホームタウンとして馴染み深いのでは

▼日本との時差は8時間。2月10日の開会式から26日の閉会式までの17日間、できる限りテレビの前で声援を送ろうと決意を固めた。仕事が休みで生中継を見た後も、スポーツニュースで繰り返し見てしまうという、熱狂的なオリンピックファンも多いのでは

▼日本選手団は、男子60人、女子53人の、計113人。主将はスピードスケートの岡崎朋美選手、副将はフィギアスケートの村主章枝選手が務める。前回大会、2002年のソルトレークシティーでは、スピードスケート500mで清水宏保選手が銀メダルを、スキーモーグルで里谷多英選手が銅メダルを獲得。前回以上のメダル数に、期待が膨らむ

▼人気急上昇の女子フィギアスケートや、原田雅彦選手、葛西紀明選手が5大会連続で出場するスキージャンプなど、見所は多い。またボブスレーやリュージュ、カーリングなど、普段は見る機会が少なく、オリンピックだからこそ、という競技も楽しみの一つ。たとえルールがわからなくても、「真剣勝負」を見ると、大きな刺激を受けるものである

▼スポーツの大舞台に限らず、物事への「必死」な取り組み姿勢こそが、周囲の心に伝わる。どんな業界でも、真摯な会社が報われることを願いたい。「偽装」がまかり通る土俵は、論外だろう。(本U・T)

厳選されたコンパクトな記事で
ちょっとリッチな情報収集

建設メールはこちら