コラム

2006/05/09

地元の再発見から(水・MK)


▼筑波山がよく見える「場所」と「みち」はどこですか?。茨城県土木部道路建設課が中心となって進めてきた「筑波山ベストビューコンテスト」の受賞者が決まり、このほど表彰式が行われた。最優秀は、「ベストビューポイント」が「母子島遊水池」(筑西市)、「ベストビュールート」が「つくばりんりんロード」(つくば市、桜川市、土浦市)

▼筑波山に関心が集まったのを機に県では、筑波山やその周辺で環境美化活動や祭などを行っている団体に声を掛け、「筑波山 美しいまち・みちづくりパートナーシップ代表者会議」を発足させた。参加団体は、つくば青年会議所やフラワーロードの会、下妻市自然愛護協会など、筑波山を取り囲む7市の40団体。今後は、コンテストの写真集の発行や各種イベント、筑波山発見ツアーなどを計画しており、筑波山のPRや各団体の交流強化、さらには地域の活性化につなげようとしている

▼コンテストで最優秀賞の母子島遊水地は、3つの峰が連続する美しい筑波山の形が見える数少ない場所。水面に映る「逆さ筑波」、水面を囲む春の桜、頂上から登る朝日など、季節や時間によって姿を変えるという

▼筑波山は県外からも見える。コンテストでは、渡良瀬遊水地(埼玉県、群馬県、栃木県)、みかも山公園(栃木県岩舟町)も入賞。池袋サンシャイン60(東京都豊島区)からの眺望もあった。その他の入賞した写真を見たが、どれも筑波の霊峰を個性的にとらえた素晴らしい景色ばかり

▼観光面では、他県と比べて物足りなさを感じる茨城県。だが、太平洋を望む景勝地、水戸藩の足跡、その他歴史上の名勝旧跡は意外と多い。改めて地元の再発見も楽しい。(水・MK)

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