コラム

2006/05/25

どうですか?お腹まわり(前・KO)


▼厚生労働省の発表によると、中高年男性の2人に1人が内蔵脂肪症候群(メタボリック・シンドローム)か、その予備軍であるという。情報番組によると診断基準としてウエストサイズが男性85?以上、女性90?以上。さらに血圧、血中脂質、血糖の3項目のうち、2項目が高い人が該当者となり、1項目でも当てはまれば予備軍となる

▼メタボリックとは「代謝」のことで、生体内の物質とエネルギーとの変化のこと。同症候群は、内臓肥満に加えて血圧、コレステロール、血糖値に異常がある状態で「死の四重奏」とも言われ、個別の数値はそれほど悪くなくても、重なると糖尿病や心筋梗塞などの病気になりやすい状態を指している

▼同省は「油の多い食べ物を控えて野菜を多く取ったり、禁煙をしたりするなど、生活習慣を少し変えるだけ効果は大きい」としている。1日30分の運動を週1〜2回、出来るところから始めていき、現状の体重から5%減らすことができれば、かなり改善されるという

▼内臓脂肪が蓄積するのは、摂取カロリーが消費カロリーより上回ると過剰となり、内臓脂肪として蓄積されることになる。明らかなことは「食べ過ぎない」こと。食べたいものを我慢するのが嫌ならば、食べ過ぎた分、仕事か運動によって消費せよということだろう

▼おなかの肉をつまんで、たっぷりと脂肪の塊があれば、内蔵脂肪症候群にかかっているかも。個人的な意見だが、日常生活の中に「歩く」を意識すれば、改善できるように思える。しかし「難しい」という人が多いからこそ、40歳以上男性で「2人に1人が該当」という結果なのかもしれない。(前・KO)

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