コラム

2006/07/03

お金持ちより心持ち(新・TH)


▼先日夢に、昨今巷を騒がせている世に言う「もの言う株主」が出てきた。夢の中でお金儲けの仕方を筆者に語っていた。確かにお金は世の中に無くてはならないものだ。いっぱいあって困るものではない。筆者だってどんなにいつも大金が降ってこないものだろうかとよく思う。だから彼曰くお金を儲けようと思うこともまったく悪いとは思わないし、ましてや普通だと思う

▼ではなぜ彼曰く「嫌われ者」になったのか。確か彼はインタビューでこういっていた。「みなさんが私のことが嫌いでしょ。それはなぜかといったら私がむちゃくちゃ儲けたからですよ!」と。しかし、そうなのだろうか?思うにお金儲けに執着しすぎ、すべてにおいて傲慢なやり方だった彼に非難が集中したのであって、むちゃくちゃ儲けたから嫌われたのではないと

▼筆者の好きな本に「もし世界が100人の村だったら」という本がある。その中でこんな一節がある。「お金に執着することなく喜んで働きましょう、誰もみていないかのごとく自由に踊りましょう、誰も聞いていないかのごとくのびやかに歌いましょう、あたかもここが地上の天国であるかのように生きていきましょう」と

▼社会の仕組みから「お金に執着するな」というほうが難しいかもしれない。しかし決してお金をたくさんもっているからといってみんながみんな幸せではないはずだ。ここが肝心なところ

▼ズルをせずにコツコツと働き、信頼しあえる仲間や恋人、家族と一緒にいられる。そんなささやかで素朴な幸せを日々感じながら、お金はなくとも心に余裕をもって生きていければいいと常々思う。(新・TH)

厳選されたコンパクトな記事で
ちょっとリッチな情報収集

建設メールはこちら