コラム

2006/09/06

お犬様まかる夏の軽井沢(長・SK)


▼避暑地として有名な長野県軽井沢は、間もなく秋風が吹く。しかし夏休み期間の8月は、東京原宿を思わせるような人の賑わいだ。先日、渋滞を避け電車で出掛けた。車窓から見える道路は予想通りの渋滞。やはり電車にして良かったと胸を撫で下ろす

▼今年のお盆は、上信道碓井軽井沢ICから駅前までおよそ2時間かかったという。普段なら15〜20分の道である。連休などに東京から軽井沢へ出掛ける場合(紅葉の季節を除き)、手前の松井田妙義ICを下りて碓氷峠を使った方が時間的にも精神的にも良い

▼軽井沢駅南口を降りるとショッピングモールや映画館、ゴルフなどが楽しめる。その向こうが筆者の目的地。しかし、どこから沸いてくるのかと思うほどの人、人の波。行き交う人とぶつからないよう避けながら進んだ。少しよそ見をした筆者はぶつかり、前のめりに手をつき転びそうになった。その時、目の前のベビーカーの中から大きな犬が顔をのぞかせ、一瞬目が合い思わず怯んでしまった

▼見渡してみれば回りは犬連れがやけに多い。しかも見るからに高価そうな手入が行き届いた見事な毛並み。こんなに犬がいるにもかかわらず、吠えるでもなくケンカもない。優雅で意気揚々とした歩きは、ドックショーにでも来たのかと錯覚に陥る

▼つい我が愛犬と比べてしまう。こんなところに来たら、きっと興奮して犬の本能丸出しに吠え立てて、マーキングしまくるだろうと思う。でも、やはり家に帰ると喜んでまとわりついて離れない。顔もチャンピオン犬とは程遠いが「ラビちゃんが一番かわいいよ」と言ってしまう筆者は単なる親バカ?(長・SK)。

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