コラム

2006/12/15

着目したいバッテリー(茨城・HN)


▼私たちが日々使用している電子機器にとって、バッテリーはとても重要だ。どんなに高性能な機器でも、このデバイスがなければ使い勝手が格段に落ちてしまい、屋外での利用が困難を極めてしまう。バッテリー技術の進歩がなければ、携帯電話、デジタルカメラ、ノートパソコンなどが、現在のような性能や使い勝手を実現することはなかったはずだ

▼だが、バッテリは常に裏方の存在で、いい意味で言えば縁の下の力持ち。悪く言えば日陰の暗い存在だった。一般的に見れば、バッテリーは単純に「何時間くらい使えるのか」という視点でしか見られていない。現在、主流であるリチウムイオンバッテリーが、ここ10年の間に消費時間が2倍以上の性能になっているにもかかわらず、ほとんどの人はそのことを知らないのではないだろうか

▼とは言えバッテリーの使用時間においては、日進月歩の道を辿っている電子機器と違って、飛躍的な進歩がさほど見られないのが現状だ。長持ちするノートパソコン、デジタルカメラ、といっても少し厳しい条件下で使用してしまうとバッテリーの消耗が著しい

▼そんななか、最近では、1分間で電池容量の80%を充電できるといった、短時間ですぐに充電可能な電池。1000回以上くり返し使える自然放電の少ない乾電池など、違った面で進歩が著しくなっているのも事実

▼購買意欲がくすぐられる。クリスマス商戦が激化している昨今、どうしてもノートパソコンなどの電子機器ばかりに目がいってしまいがちだが、たまには、その機器を縁の下で支えているバッテリーに目を向けて商品を選んでみるのも面白いかもしれない。(茨城・HN)

厳選されたコンパクトな記事で
ちょっとリッチな情報収集

建設メールはこちら