コラム

2007/01/18

テレビとケイタイ(新潟・YA)


▼NTTドコモは今月4日、日本テレビ放送網(日本テレビ)の発行済株式総数の3・0%にあたる76万500株を取得した。出資理由については地上デジタルテレビの携帯・移動体向けサービスである『ワンセグ』対応端末の販売も順調に推移し市場の拡大が期待されており、通信と放送の距離がますます近づきつつある。日本テレビとより強固なパートナーシップを推進していくために同社の株式を取得することが有益であると考えたーとしている(報道発表資料より抜粋)。取得費用は約133億円

▼テレビとケイタイの関係といえば、毎年大晦日に開催されているNHK紅白歌合戦においても、昨年の放送から地上デジタル・BSデジタルに加えて、ワンセグ向けの番組連動型データ放送の提供が開始した

▼当日は、バックステージの情報をチェックできる文字ニュース「フラッシュNEWS」や、現在歌っている歌手と曲名を表示する「NOW ON AIR」、曲順と歌手のプロフィールが確認できる「対戦情報」などを配信。また、紅組・白組の勝敗を決める「ワンセグ審査員」の投票も行われた



▼その紅白歌合戦の視聴率(関東地区)は、第1部(午後7時20分〜同9時25分)が30・6%、第2部(午後9時30分〜同11時45分)が39・8%となり、共に前回放送を下回り、史上2番目に悪い結果となった

▼テレビの「顔」として長く君臨してきた紅白歌合戦も、今後は益々他メディアとの協調を余儀なくされるだろう。電子化・IT化が進むこの時代、ユーザーの求める情報を如何に迅速に、かつ正確に伝えていくか。弊紙にとっても他人事ではない。(新潟・YA)

厳選されたコンパクトな記事で
ちょっとリッチな情報収集

建設メールはこちら