コラム

2007/10/09

人と車と自転車(新潟・SS)


▼健康の為と続けている自転車通勤だが、今夏のような猛暑時には会社に到着すると下着は汗でビショビショになる。経済的、排気ガスも出さない自転車だがリスクもある。それは事故。自動車との接触や転倒とといった事故だけではなく、歩行者を傷つける加害事故もある

▼警察庁から「自転車の交通秩序整序化に向けた総合対策の推進について」の原義がでており、自転車ルールの広報啓発・取締り・自転車走行空間の整備推進などが記されている。その中の「自転車安全利用五則」には?自転車は車道が原則、歩道は例外?車道は左側を通行?歩道は歩行者優先で車道寄りを徐行?安全ルールを守る?子どもはヘルメットを着用ーとうたわれている

▼幼児から高齢者まで、自転車は幅広い年齢層が利用している。だからこそ、ルールやモラルの徹底が必要であり、自転車を乗る人だけではなく歩行者・自動車にも共通の認識が必要だろう。残念ながら自転車は自動車にとっては邪魔な存在。歩行者にとっては危険な存在になっているようだ

▼これからも間違いなく自転車は増えていく。それに伴って、放置自転車が撤去されたり、自動車の路上駐車が厳しく取り締まられたり、といった変化がすでに起きている。現実には、突然歩道がなくなる道があったり、自転車の通れない歩道橋があったり、トンネルや橋、交差点は車道の幅がギリギリだったり、自転車に優しくない環境はたくさんある

▼しかし、少しずつでもお互いが「譲り合って」いけるようなマナーの向上は必然だ。それと並行して自転車レーンの整備や市街地に自転車置き場の設置といったインフラ整備も期待する。(新潟・SS)

厳選されたコンパクトな記事で
ちょっとリッチな情報収集

建設メールはこちら