コラム

2007/11/01

ロゴ・マークについて(埼玉・YK)


▼中学3年生の娘が美術の授業で「自分の身の回りにあるマークを調べる」というテーマを与えられた。高校受験の内申書が9月末のテストや提出物で決まると脅されているため「面倒クサイ!」などと文句を言いながら、カメラ片手に洗面台や台所でロゴや社章を写真に納めていた

▼娘が社章をパソコンに取り込み、プリントしたものをペタペタと模造紙に貼り始めた時「父さん。同じヤマハなのにバイクのマークと洗面台のマークが微妙に違うみたいだけど。気のせい?ーと首を傾げながら近くへ寄ってきた

▼筆者は聞きかじりだけどーと前置きをした上で「バイクのマークは車輪を表しているから音叉が外の輪と重なっている。YAMAHAの文字の方もバイクが転倒しないようにMの真ん中の谷折り部が下まで伸びて地に着いている。洗面台の方は途中で止まっているはず」と説明した

▼娘はその後インターネットでロゴなどの由来や意味について調べたらしいが、掲載している企業は少ないらしく「社章の意味くらいホームページに載せてほしいよ」などと筆者に八つ当たり。レポートには「社章・ロゴは各企業が持っている社風や企業理念などを表すものが多い」などとネットの受け売りを書き写し、学校に提出した

▼最近名刺を交換する時、名前の次に社章やロゴに目が向く。中には名前だけーという本当の意味の名刺もあるが、大抵は肩書、名前、連絡先のほか社章やロゴが記してある。今まで請われるままに何気なく自分の名刺を渡していた。これからは自分が何者で何をしようとしている者なのかスタンスを再認識した上で名刺を渡そうと思う。(埼玉・YK)

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