コラム

2007/12/03

楽しみな新GT−R(山梨・SA)


▼第40回目となる東京モーターショー2007が今年も開催された。世界中から最先端の技術や、今後トレンドとなるかもしれない近未来型のデザインを施した車の数々が千葉市の幕張メッセに集結

▼この東京モーターショーの第1回目は1954年(昭和29年)に開催された。当時の記録によると、乗用車はわずか17台の展示で、ほとんどはトラックやバスなどが中心の展示であった。個人が乗用車を購入することがまさに「夢」であったという時代だ。53年後、40回目を迎えた開催では、急激な経済成長や技術の進歩などにより、現在では生活に密着した乗用車やスポーツカーなどがほとんどを占め、近未来化した将来の車の姿を楽しむことができる

▼今年、特に注目された車は、ニッサンのスカイラインGTーRだ。これまで同社では「GTーR」と名の付く車の生産をしばらく停止していたが、今年はスカイラインの生産から50周年という節目となる年に合わせてついに解禁した

▼新GTーRのコンセプトは「THE LEGEND IS REAL」。モーターショーの展示に漕ぎ着けるまで、ドイツのアウトバーンなどでテストが幾度も行われ、時速300キロ以上で走り続けることができる耐久性溢れるパフォーマンスを備えている。また、車の後部にはおなじみとなった円形のスカイラインテールが輝かしく配置されており、時代を継承している

▼注目の「GTーR」については、まだ一般発売をしていないにも係わらす既に購入の予約が数多くあるという。この車にはたまらない愛着と夢をもった人々がこの時代を乗り、次世代にもその情熱がきっと伝わっていくに違いない。(山梨・SA)

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