コラム

2008/10/02

小型車に高級感(山梨・SA)


▼先日、山梨県内においてガソリン価格が安くて行列のできるガソリンスタンドで給油した。給油機までかなりの時間がかかったが、ガソリン価格が1円でも安いと評判になるスタンドには昼夜を問わず交通渋滞となっている

▼石油価格が不安定な中、普通自動車から軽自動車への買い替えや、車離れといった時代背景も顕著に見られる昨今だ。交通機関の少ない地方では、移動手段として必需品であるカーライフも少しづつ変わってきているようだ

▼リース会社のオリックス自動車では、短い時間や距離においても気軽に車をレンタルできるカーシェアリングというサービスを開始。個人だけでなく法人などの利用でも高い関心がもたれている。利用頻度も少なく、維持管理費や駐車場代がかからないこのサービスが浸透すればかなりの節約が見込める。マイカーを手放すユーザーも現れるのでは

▼そんな中、メーカー側では、低燃費でコンパクトサイズではあるが、価格はそこそこという車が今月にもトヨタ自動車から発表される。名前は「iQコンセプト」。今年の3月に行われた第78回ジュネーブモーターショーに出典されたこの車のセールスポイントは、CO2排出量の削減に優れ、車の全長が3m強というミニサイズ。見た目は実車版チョロQと行ったフォルム。価格は150万円クラス

▼これまで小型車のイメージとしては「安くてスイスイ」だったが、これからの小型車には、低価格に変わって「高級感」が備わるようだ。大は小を兼ねるという言葉があるが、混迷する様々な時代背景において誕生する車がこの言葉を覆えすことができたら面白い。(山梨・SA)

厳選されたコンパクトな記事で
ちょっとリッチな情報収集

建設メールはこちら