コラム

2008/10/29

神様が与えてくれた時間(埼玉・YW)


▼先日、国土交通省の知人にあいさつに立ち寄った。個室持ちで、筆者の前にもお一人どこかでよく見かける見覚えのある方が順番待ちで座っていた

▼名前は出ないがあの人だと頭の中で素早くダウンロードしたことを覚えている。その方の隣に座った。せめて「○○様ですね」と声をかけ、記念に名刺でももらえばよかったと後悔している。国土交通省のキャリアの課長を辞めて、俳優に転身し、テレビのコメンテーター、或いはさまざまなクイズ番組に出演、インテリぶりをおおいに披露している早坂実さんである

▼筆者は昨年、その方を題材にしたコラム「チャレンジ精神」で上期コラム賞の秀作をいただいた。今思うと、勝手に題材にして「申し訳ありませんでした」と陳謝しご活躍を讃えればと反省している。さすがにどこか雰囲気と言うか、オーラを放っているとしみじみと感じたものだ

▼会話こそできなかったが、考えすぎかもしれないが、その貴重な空間はきっと神様が筆者に与えてくれた時間であり、空間だったに違いない。勝手に自分に都合の良いように解釈しているし、そうであって欲しいと強く感じている。奇妙なツーショットのように映るのか、はたまた光を放ち、光と光がぶつかり合っていたのか、早坂さんの光に筆者はすっかり隠れていたのかはどうでもよく、貴重な空間だったと感謝している

▼思えばチャレンジ、現状打破、夢と志に立ち向かうためにキャリアを捨てる早坂さんに賞賛をおくったコラムだった。「改革と挑戦」は筆者だって見習わなくてはいけないと痛感する。その貴重な空間は改めて認識させてくれたのだ。(埼玉・YW)

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