コラム

2010/02/23

魅力で日本を元気に(茨城・KS)


▼高額納税トップランカーである経営者の斎藤一人氏は「魅力」について、「地球の引力と似ている。引力があるから地球がある」「魅力があればどこにでも人は集まる」と説いている。実に単純明快な仕組みだ

▼お台場に降り立ったガンダムに続いて、今度は神戸市長田区で「鉄人28号」が参上し人気を博している。同市出身の漫画家、故横山光輝氏にちなんで、地元NPO団体が企画したものだ。その高さ18mの鉄人は、巨大な魅力で町に元気を与えている

▼しかし、鉄人のいる公園近辺は賑わっているが、それ以外の商店街では人の往来が少ない状況だという。そこで同NPOは、同じく横山氏の作品である「三国志」の勇士らの力を借りることに。孔明や関羽といった武将の等身大モニュメントを製造、町の随所に配置し、周辺も観光客に巡ってもらう考えだ。歴史好きな女性、「歴女」ブームと相まって期待が膨らむ

▼東京では人気ゲーム「ドラゴンクエスト」に登場する「ルイーダの酒場」が1月28日オープン。同ゲームは男女問わず人気があることから、サブカルチャーの聖地秋葉原でなく、あえて六本木に店を構えた。メニューにはゲームに登場するキャラクターやアイテムにちなんだユニークな逸品がそろう

▼加えて茨城県水戸市では、水戸藩開藩400年記念「桜田門外の変」の映画化プロジェクトが本格的に勢いを付けて、いよいよクランクインした。ロケセットの建つ千波湖畔は心なしか以前より活気に溢れている気がする。魅力の源は至る所に潜在している。「魅力」で地域が、日本がますます元気になることを祈って止まない。(茨城・KS)

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