コラム

2010/08/07

暑中見舞い申し上げます(長野・EM)


▼厳しい暑さが続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。これまで手紙などしたためた事はないのですが、炎天下、ひたむきに作業される皆様を見るにつけ一言申し上げたい気持ちに駆られ、思い切って筆を執りました

▼今夏は長く厳しいとのこと。熱中症にかからぬよう、ご自愛ください。また、聞くところでは労働災害も昨年に比べ随分多く、ほんの些細な注意力の欠如が重大事故につながっているとか。当事者はもちろん、「危険」という負のイメージは業界にとりましても大きな痛手になりましょうから、くれぐれもお気を付け下さい

▼イメージといえば、過日私の住む町に談合情報が寄せられたとの報道がありました。業界の窮状は承知しておりますが、談合はなりません。絶対になりません。皆様が町を住み良いものに、また災害時には命を賭して任に当たられていることは存じております。私は、その崇高な使命、建設産業の地位を失墜させた根源こそ「談合」であると認識しております

▼少し感情的になりましたが、何より申し上げたいのは、一部の不適格者のせいで皆様がこれ以上不当に評価されることがあってはならないということです。仕事に向き合う皆様の姿勢。そうして造られた立派な構築物。誰が「コンクリートから人へ」などと申せましょうか

▼今夏同様長く厳しい業界環境も季節が移ろうようにいつの日か…、慰めになりませんね。それでも、皆様の尊い仕事が報われますよう、心からお祈り申し上げます。追伸 小学校に上がった娘の通学路に歩道ができました。これで安心して送り出せます。ありがとうございました。(長野・EM)

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