コラム

2011/02/19

AKB48と朝ご飯(東京・YO)

AKB48と朝ご飯

▼人気グループAKB48は「会いに行けるアイドル」をコンセプトに2005年に誕生。今では国民的なアイドルと呼べるほどの大ブレークを果たした。このグループが、ごはんキャンペーンのイメージキャラクターをつとめている。

▼厚生労働省がまとめた08年の国民健康・栄養調査によると、朝食を食べない人の割合が最も多いのは、男女ともに20歳代で男性が30%、女性は26・2%。また成人の平均野菜摂取量295・3gに対して、年代毎の平均はこちらも20歳代が最も低く、男性249・7g、女性240gだった。

▼昨年、杜の都仙台市で開かれた第47回全国建設業労働災害防止大会の初日、東北大学加齢医学研究所の川島隆太教授が「脳を鍛える」と題して講演を行った。川島教授は「朝食を抜くと脳の働きが2割落ちる」といい、安全衛生の観点からも朝食をきちんと食べることが大事だと強調した。

▼川島教授曰く「ただ食べればいいというわけではない。怖いのは、朝食を簡単に済ませるだけの習慣では、知らず知らず朽ち果てていく運命に乗っているということ」。

▼AKB48は農林水産省めざましごはんキャンペーンのイメージキャラクターに選ばれている。川島教授と出演するCMでは「食べたほうがやる気も出る、そんなデータがあるよ」などと呼びかける。そういえば、野菜ジュースのCMにも出演していた。

▼いまや老若男女を問わず、国民的人気のAKB48。彼女らに触発され、毎日きちんと効果的に朝ごはんを食べる習慣が定着することが望まれる。元気で、はつらつとしたキャラクターは明るい将来をイメージさせる。(東京・YO)

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