コラム

2011/04/06

仕事に自信を持って(群馬・AN)

仕事に自信を持って

▼新年度の定期人事異動が終わった。県庁でも期待通りの異動に喜ぶ職員、まさか…と動揺する職員、人事は「ひとごと」と平静を装う職員などさまざまで、恒例の風景だ。群馬版3月11日付けで掲載した本紙恒例の群馬県県土整備部人事予想と照らし合わせてみると「まぁまぁ」といった的中率かも。

▼道路や河川、砂防などを所管する群馬県県土整備部では、技術系職員の退職が今回も多く、計21人が卒業を迎えた。経験豊富な技術者が大量に退職していくことで、技術の継承を危惧する職員も多い。ただ、同部では本年度末をもって、これまで続いた『団塊の世代』の大量退職が一段落する。

▼先述した人事予想の記事は数10年続けてきた本紙恒例の企画。県職員への日々の取材活動を通じた、さりげない会話のやりとりの中で得た知識をフル活用して予想する。意外と言ってはなんだが、渦中にいる県職員本人たちもこの企画を楽しみにしていると聞く。

▼人事予想のネタ探しとは別に、通常の取材を行っていると徐々にではあるが、行政マンとして『できる人』『できない人』などいろいろな見極めが、記者への対応で自然とわかってくるから不思議なものだ。

▼何度取材に伺っても「時間がない」や「記事にしないで」と逃げ回るひとがいる。「取材から逃げるのは、自分の仕事に自信がないことの表れ」とある県幹部はバッサリ。自分の仕事に自信を持っていれば、紙面掲載後に上司から何を言われようと納得できる理由を述べられるという。筆者も次回の人事予想を書く際は、しっかりとした自信のもと、的中率を10割にするべく出稿を心掛けたい。(群馬・AN)

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