コラム

2011/07/27

B級グルメで被災地支援(埼玉・SW)

B級グルメで被災地支援

▼理化学研究所と富士通が共同で開発した次世代スーパーコンピューター「京」が計算速度の世界ランキングで世界一を獲得した。かつて事業仕分けの際、蓮舫議員は「2位じゃダメなんでしょうか?」と発言していたが、奮起した結果だろうか、日本の技術を証明した。

▼ところで埼玉県の話で恐縮だが、日本一が「川幅」「ネギの収穫量」「過去10年間の快晴の延べ日数(2008年『気象庁年報』)」など数多く有るものだ。しかし、地元のことでも広く知られていないのが現実だし、もしかして世界一が有るかもしれない。

▼B級グルメ「B―1グランプリ」で日本一を目指し、街の振興を図ろうとする活動も全国で活発だ。昨年9月の「B―1グランプリ・イン厚木」では、山梨県の「甲府鳥もつ煮」が初出場で初優勝した。昔から地元で良く食べられていた物で、60年前に開発したそうだ。日本一で観光客が大幅にアップしたという。

▼福島第1原発事故の影響で、一部が警戒区域に指定されている福島県浪江町。同町のそば店「杉乃家」がこの程、福島県二本松市内で営業を再開した。名物は「浪江焼そば」。うどんのような太麺と豚肉、もやしを甘いソースでからめて焼いた一品。想像しただけで食べたくなる。

▼今年のB―1グランプリは、11月12、13日の2日間、兵庫県姫路市の姫路城周辺で開催される。出展団体は未定だが、被災地の東北地方からも多くのエントリーが予想される。前出の「浪江焼そば」の出場も見込まれている。来場者はグルメへの投票にも参加できるので、被災地の応援をふくめ、今から出場はもとより、優勝できるよう楽しみにしている。(埼玉・SW)

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