建設業の未来を拓く (株)日本工業経済新聞社 ホーム 会社概要 サイトマップ お問い合わせ セキュリティーポリシー サイトポリシー
埼玉建設新聞 日本工業経済新聞 茨城版 群馬建設新聞 山梨建設新聞 新潟建設新聞 長野建設新聞


震災で何を学んだか(埼玉・AO) 2011/08/31
震災で何を学んだか
▼あす9月1日は防災の日だ。1923年(大正12)9月1日の関東大震災に因んだものであり、ま
た、台風が多い二百十日にもあたる。今年は3月の東日本大震災もあり、多くの国民は、気を引き締
めてこの日を迎えることだろう。
▼東日本大震災では、多くのことを、多くの国民が学んだ。例えば、政府の発表がいい加減、無責任
だったこと。海外メディアと違い国内大手マスコミが報道しない事実が山積みなこと。また、実際に
地震にあった時の自らの対応などを学んだ。あの日、多くの帰宅難民で溢れた都内のターミナル駅。
帰巣本能とでも言うべきか、皆、葬送の列のように自宅への道を歩く、歩く、歩く。
▼大規模な地震など発生すれば、一筋縄では、自宅に帰れないことを多くの人は知ったと思う。とこ
ろが防災の日に、息子の通う小学校では、非常時の帰宅訓練として、家庭から学校に保護者が迎えに
行くことになってる。これには、大きな疑問がある。鉄道はじめ交通機関がまひし、電話連絡すらま
まならない状況下で、学校から離れた場所で働く親が、いかにして迎えにいくのか。
▼専業主婦に対する風当たりが強くなっている今の時代、すべて家庭で母親らが常時自宅にいるとは
限らない。訓練ならば、事前に連絡があり準備ができる。しかし災害は、いつ来るのか分からない、
日常の中にこそあるのだから。
▼毎年やっている訓練だから、「今年も同じ」ではなく、時代に即した訓練を行わなければ、実際に
は対応できないのではないか。と思いつつも、流れにまかせて同じ訓練を続けるしかないのだろう。
あの震災で我々は何を学んだのだろう。(埼玉・AO)
ページトップ