コラム

2011/09/10

アピールする良い愛称を(山梨・TH)

アピールする良い愛称を

▼山梨県の米倉山太陽光発電所のPR施設で愛称の募集を9月上旬から開始した。PR施設は「ソーラー王国やまなし」のシンボルである発電所内に建設。「CO2ゼロやまなし」の実現に向けた取り組みを全国的にアピールすることが目的の一つ。

▼「愛称」とは、特に親しみを込めて対象を呼ぶために用いられる本名以外の名前の一種である。あだな、ニックネームなどとも言われる。

▼筆者が最近ユニークだと思うのが、家中川(かちゅうがわ)小水力市民発電所の「元気くん1号(開放型下掛け水車)」。2号(開放型上掛水車)もあり、谷村第一小学校と都留市駅の中間に整備されている。元気くんは山梨県の都留市が誕生して50周年の2004年4月29日に、水のまちのシンボルとして1号を設置。1号は年間10家庭分、2号は12家庭分の電力を補う。発電されたものは、都留市役所で使用している。余剰電力は電力会社に売電することもできるという。

▼「元気くん」が設置されている川の水は、田んぼや畑の水としても使われているため、水の量が季節によって、急激に変化する。いつも最大の電力が発電できるわけではないのが難点。だが、「元気くん」の知名度は全国区となった。2008年にはストップ温暖化「一村一品」大作戦で金賞を受賞。親しみやすい愛称も大いに影響しているのではないか。

▼愛称を上手に付けるには、特徴があること、関係したエピソードがあることなどが非常に重要。来年の1月には米倉山(こめくらやま)太陽光発電所(山梨県甲府市)のPR施設の愛称も決まる。全国的にアピールするのには、良い愛称も必要だ。(山梨・TH)

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