コラム

2011/11/22

いつの世も女性は強く偉大(茨城・KS)

いつの世も女性は強く偉大

▼ここにきて急に例年並みの気温になったものの、今年は暖かい秋だった。芸術の秋の過日、地元の水戸芸術館へ出かけ、アーティスト、清川あさみ氏の個展「美女採集」を鑑賞した。

▼氏は写真に刺しゅうを施したり、ビーズやラメを散りばめたりしてデコレートするという大胆な発想で繊細な手法が特徴。なかでも旬の女優、タレントを動植物に見立てる「美女採集」シリーズが代表的作品だ。いわば昆虫採集の美女版である。100人を超える美女たちが織り成す、美しくも妖しい空間に終始魅了されてしまった。

▼女性は強い。人間の体には約4000?の血液が流れるが、男性はそのうち1000?を失うと危機的状態に陥る。一方女性は3000?を失くしても生き延びる。だが男性は2000?を失っても死ぬまいと強がる。逆に女性は強すぎるので、2000?失くすと泣いたりして弱く装う。バランスをとるために、本能的に反応しているという。

▼女性は偉大だ。思えば、地球は母なる大地「マザーアース」というし、圧倒的な力を持つハリケーンは女性の名にちなんでいる。スニーカーブランド名の由来でもある?ニーケー?はギリシャ神話の「勝利の女神」。パソコンの基盤は「マザーボード」、戦艦の要は「母艦」だ。

▼昨今ではドラマ、CM、歌手活動と大活躍の芦田愛菜ちゃん、CD販売などで新記録を打ち出すAKB48、紫綬褒章を受章した、なでしこジャパン…。いつの世も活力と希望を与え、万象の中心であるのは女性である。たくさんの美女たちの誘惑から我に返りつつ、そう改めて感じさせられた秋の芸術日和だった。(茨城・KS)

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