コラム

2012/03/31

基本は直球勝負で(新潟・HT)

基本は直球勝負で

▼今年、日本ハムファイターズから、アメリカ大リーグのテキサスレンジャーズへ移籍したダルビッシュ有投手は、7種類もの変化球を操る。カーブ、スライダー、スプリット、チェンジアップ、カットボール、ツーシームにストレートを加えて7種類。このほかに、変化の大きさやスピードなどで、さらに数種類を投げ分け、それぞれが一級品であることから、約40億円の移籍金もうなずけるというもの。

▼ただ、多くの野球解説者は、変化球の基本に、「ストレート」を挙げる。いい直球を投げるからこそ、変化球が活きてくるのだと。確かに、ダルビッシュは、150?を超えるストレートを投げる。当然、こちらも一級品である。

▼最近、開かれた建設業からの新分野進出セミナーでの話。先細りする建設業に、多くの人が聴講した。講師は、「新分野への進出は、本業の10分の1の売上を目指せ」と語る。「新分野は1年目から、いきなりの成功はない。まずは10分の1、3〜5年目でトントン」が成功モデルなのだと。

▼講師は、新分野への進出は、自己資本が必要なものが多く、まずは、本業に負担の掛らない程度でスタートし、そこから徐々に、売上を伸ばしていく必要があるとする。

▼新分野が軌道に乗るまでは、本業が大切であり、『本業があってこその新分野』ということなのだろう。つまり、基本は、直球(本業)勝負なのだ。また「新分野に進出しないのも、一つの決断であるが、本業を全面的に見直すぐらいの覚悟が必要」と加えた。5年先、10年先が、不透明な時代だが、基本的には、直球である本業に磨き続けなければならないだろう。(新潟・HT)

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