コラム

2012/08/18

国境無き世界と民族(埼玉・YW)

国境無き世界と民族

▼第30回夏期オリンピック・ロンドン大会で、多くの人が違和感を覚えた競技の一つが女子の卓球競技ではないだろうか。

▼石川選手は、各国から勝利しても、中国出身の選手ばかりなのだ。10年ほど前、当時全盛期だったフランスサッカーチームは、キーパーを除き全員がアフリカ系選手だったことが話題になった。昨今、中近東などではサッカーはブラジル、陸上競技はアフリカ系選手が帰化し出場している。日本のサッカーも一時はそうしたトレンドだった。

▼世界はグローバルとなり、社会経済活動および文化芸術さらにスポーツまでもすべて国境が無く活動している。そのうち大きな問題、別に悪い意味での問題ではないが、間違いなく保守的な人にとって社会的な議論にまで発展するのが人口減少からくる民族問題である。

▼以前、現在主要閣僚をしている代議士の国政フォーラムで、21世紀の最大の政治の枠を超えた問題が民族問題、つまり人口減少からくる民族の滅亡とその対策であると断言した。500年後には日本民族は人口が1人になるとのこと。その前に、いつ「他の民族の血を入れるのか」ということだ。噛み砕いて説明すると、グローバルに便乗して新興国の女性と結婚させるということを含む積極的な海外の方との交流、究極には結婚し子どもを増やし日本民族を絶やさないということ。

▼グローバルな社会はスポーツで極めるために国籍を変えるという手段から、いずれは民族の存亡にまで発展している。ただしこうした状況は、自由な生き方であり価値観に委ねられるものである。さて、グローバルの枠はどこまでを指すのだろうか。(埼玉・YW)

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