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東北のサクラこれから本番(新潟・YY) 2013/04/27
東北のサクラこれから本番
▼新潟市内のサクラはすっかり葉桜となってしまった。しかし、新潟県でも山間部の盛りは4月末く
らいだろうか。東北のサクラは、これからが本番だ。サクラと聞くと、全国的に多く植えられている
ソメイヨシノが代表格となっているが、色やボリュームの違うシダレザクラや八重桜などもまた、別
の魅力をみせてくれる。
▼東北の冬は長く、そして厳しい。気候風土もあって花は長い冬を耐えて、遅い春を待ち焦がれて一
斉に咲き始める。その咲き誇る様は、より鮮やかでより華やかで、かつ艶やかに違いない。
▼何年か前、染色の職人さんの仕事場を見る機会があった。少しのシワもなく、机の上に広げられた
生地へ筆を巧みに使い染料を入れる細かな作業である。その木製の作業台はサクラ材を使っていると
のことだった。サクラ材にも何種類かあるようで、どの品種のものかは分からないが、サクラは程よ
い硬さがあり、いちぶの狂いも少ないため、繊細な作業には、とても適しているという。
▼それまでサクラと言えば、ソメイヨシノを筆頭とした観賞用や、桜餅、桜茶といった食用のイメー
ジが強かったのだが、木材としても良質な木であることを知った。目や舌を楽しませてくれるだけで
はなく、実用的にも、生活を豊かにできる側面を持っていたのである。
▼忌まわしい東日本大震災から、はや2年余。残念だが、まだまだ被災地のインフラ整備は緒につい
たばかりの現況だ。今更だが担い手として建設業の役割は大きいと痛感している。「冬来たりなば春
遠からじ」である。逆境を乗り越えた後に訪れる春は、より一層暖かく感じられるに違いない。(新
潟・YY)
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