コラム

2013/06/07

活かすべき県の持つ魅力(茨城・KM)

活かすべき県の持つ魅力


▼茨城県が2つの点で注目を浴びている。県フィルムコミッション推進室の発表によると、昨年度の

ロケ支援作品数が390作品と過去最多を記録。支援作品総数も3149作品で、フィルムコミッシ

ョン創設以来10年で3000作品を超えた。


▼毎週日曜の朝、子どもたちが楽しみにしている仮面ライダーシリーズでは、県庁での戦闘シーンも

多く見られる。好きな番組に県内の身近な場所が使用されるのはファンとしても嬉しい限りだ。フィ

ルムコミッションのホームページにはエキストラ募集も随時掲載されており、撮影現場や役者をより

身近に感じたい人には一見の価値がある。


▼もうひとつ注目を浴びているのが、県などが結婚支援のために設立した「いばらき出会いサポート

センター」だ。本年4月末に同センターを利用して結婚したカップルが1000組を突破。14年度末

の目標を約2年前倒しで達成した。


▼県少子化対策室によると、結婚組数は4月30日現在で1007組。うち会員同士が325組、「ふ

れあいパーティー」などを通した会員と非会員の結婚564組、ボランティア「マリッジサポー

ター」の仲介108組などとなっており、月平均では約12・1組が成婚している計算だ。


▼ブランド総合研究所の地域ブランド調査で、昨年最下位から脱出し46位となった茨城県。こんなに

素敵な魅力が2つもある。この魅力を活かしながら「うどん県。それだけじゃない香川県」に負けな

いキャッチフレーズを作ることが茨城県の認知度アップ、ひいては魅力度アップにつながるのではな

いだろうか。今ある魅力を活かした、上手なPRを期待したい。(茨城・KM)


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