コラム

2014/01/17

ノロウイルスに御用心(新潟・SS)

ノロウイルスに御用心


▼忘年会で食べた生牡蠣にあたり年末の2日間寝込むことに。最初は悪寒と熱も少しあるので風邪の

ひきはじめかと思ったが、じきに強烈な吐き気と頭痛と下痢に襲われベットとトイレを往復するはめ


▼ノロウイルスらしい。病院に行こうと思ったが、年末で開院していない。薬をもらったところで、

直ぐ治る訳ではないと自分に言い聞かせて我慢。ノロウィルスに特効薬は無く、病院で出来ることは

脱水症状に対する点滴、処方される薬も整腸剤程度


▼意外にも、牡蠣などによる食中毒は、夏場より冬が多いのだという。ノロウイルスは二枚貝の内臓

に潜んでおり、それを生で食べると感染が起きる。アサリやシジミやホタテなどにも普通に潜んでい

るが、通常は火を通して殺菌したり、内臓は除外したりと、感染する確立は低くなる。しかし今の時

期、旬として出回る牡蠣は生で内蔵ごと味わうのが最もポピュラーな食べ方。故にノロウイルスの感

染源として一番多くなる


▼またノロウイルスは抵抗力が大変に強く、低温になるとさら生存率が高まるため、冬場に流行する。

また、乾燥していれば飛沫感染や空気感染も起きやすくなるが、これも冬場に流行する理由と言える

だろう。これはインフルエンザと同様、接触感染や飛沫感染の予防のためのうがいや手洗いが重要


▼初めて牡蠣の食あたりを経験し、あの苦痛を味わった後だけに、今しばらくは生牡蠣を食べる気は

しない。でも、間違いなく生の牡蠣は美味しい。今年の冬は牡蠣鍋や牡蠣フライでよく火を通し、お

いしい岩牡蠣が出回る初夏までは安全第一で生食は我慢することにしたい。(新潟・SS)


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